こんにちは。オードリ秋丸です。
今回は、ヤフオクにてTOMIX(92619)JRキハ183-550系を購入し入線と、分解整備を紹介します。
なかなかユニークな車両が多い北海道の車両を、私は少しずつではありますが買い集めています。
以前からTOMIX(92638)キハ183系(スーパーとかち)を所有していて、キサロハ182-550のハイデッカー車の運転を愉しんでいました。
この他にもキハ20系、キハ40系、キハ45系(いずれもTOMIX製)を所有しています。
スーパーとかちに続き2本目の特急列車になります。
キハ183-550系とは
特急「北斗」を中心に活躍した特急列車です。
1988年3月のダイヤ改正から、「北斗」で最高速度120Km/hでの運転を実施することになり、キハ183系の増備車も120Km/hに対応すべく、出力の増強が図られました。
そのパワーアップ車である550番台の再現車両となります。
先頭車のキハ183系1550番台とハイデッカーグリーン車のキロ182系500番台を含んだ7両編成になっています。
ヘッドライトとテールライトは、問題なく点灯します。
トレインマークは貼られておらず、やっぱり「北斗」が最有力でしょうかね。
中古品ですので、カプラー交換されていてKATOのカプラーが交換済みでした。
増結するにはカプラー交換が必要ですが、当分は増結することはありませんから、これでも良いでしょう。
前オーナーさんも丁寧に扱っていたようで、全体的に綺麗な車両です。
動力車はキハ182-557です。
試運転した結果、問題なく動き出しますが、低速からの動き出しがやや不十分なので分解して整備していきます。
分 解
ボディーと動力ユニットの隙間からツメを差し込んで取り外します。
取り外し方は、以前の記事にも書いていますのでそちらを参考にしてみてください。
台車を取り外します。
台車を人差し指の方向に寄せて、親指を台車中央方向に圧すると台車のツメが動力ユニットから外れるようになります。
集電スプリング(親指左側の金属)を変形させない様に人差し指側のツメも外します。
反対側の台車も取り外します。
金属プレートとウォームギア(写真中央のネジみたいな金属)に汚れが付いています。
動力ユニットの分解
シート部分の覆いを取り外します。
ドライバーでツメを外すときはツメが折れないように気をつけましょう。
こんな感じでツメを外していきます。
動力ユニットの中に集電スプリングが入っていると、ツメを外し終わったらバネ圧でカバーが外れ部品が散乱することがあります。
シート部分の覆いを指で押さえながらツメを外すようにしましょう。
シート覆いを外すとこんな感じにモーターが見えてきます。
シャフト式構造ですね。シャフトを折らないように気をつけましょう。
動力ユニットからウォームギアユニットとシャフトを取り外します。
モーターとコンデンサー床下パーツを取り外します。
最後にウォームギアユニットからウォームギアを取り外して分解は終わりです。
整 備
金属プレートをレールクリーナーを綿棒に染み込ませて洗浄します。
ウォームギア、シャフトの古いグリスを拭き取ります。
ダイキャストに付着していた古いグリスを拭き取ります。
組み立て
モーターの電極(二本の角みたいな部分)もレールクリーナーで洗浄して、分解の逆順で組み立てます。
コンデンサー留め部品は方向を間違えないように組み立てます。(入るようにしか入りませんが)
コンデンサーをモーターと逆方向に延びるように組み立てます。
ウォームギアにグリスを塗布してホルダーに差し込みます。
この写真はグリスが少なめで、多くなるように塗布しましょう。
シャフト上下の球体部分にもグリスを塗布して組み立てます。
モーターにシャフトを取り付けた写真。
ウォームギアセットとシャフトを繋ぎ合わせダイキャストに組み込んだ写真。
この時、シャフトを折らないように注意しながら組み立てましょう。
シャフトの球体部分にトゲのような突起が付いています。
モーターやウォームギアセットとつなぎ合わせる時、シャフトを少し回しながら穴に入れると上手く組み立てられます。
シート覆いをダイキャストに取り付けて動力ユニットの整備は終わりです。
台車の分解
台車後ろのツメを外します。
ツメが折れないように注意しながら、こんな感じで外します。
台車をひっくり返して底面のツメを外します。
ツメが外れるとバラバラになる時があるので、受け皿を用意して分解しましょう。
反対側のツメも外します。
ここまできたらカプラー側のツメを外すと分解できます。
写真がブレちゃっていますが、ギア軸を外して分解終わりです。
台車の整備
金属プレート、集電スプリング、車輪をレールクリーナーで汚れを落とします。
ギアは古いグリスを拭き取ります。
台車の組み立て
分解の逆順で組み立てます。
中央のギアを方向を間違えないように組み込みます。
集電スプリングと金属プレートを組み立てて、金属プレートの裏表を間違えないように台車に組み入れます。
こんな感じになります。
中間ギアを写真のように組み込んで。
車輪の内側に金属プレートが挟まるよう車輪を組み立てます。
台車底板を台車に被せるように組み立てます。(このやり方が一番組み立てやすいです)
「パチン」とツメが組み込む音がするまで。
最後に台車が噛み合っているか転がして確認しましょう。
タミヤのグリスをギアに塗布して、転がしながらグリスを広げていけば整備は終わりです。
まとめ
今回は、TOMIX(92619)JRキハ183-550ディーゼルカーの入線と分解整備を紹介しました。
比較的走行暦も浅く、金属プレートの汚れも目立っていない車両でした。
中古の車両でも整備することによって、まだまだ楽しめること間違いありません。
整備の方法を身に着けてNライフを楽しみましょう!
トレーンマークは「北斗」となりました。
札幌駅で「スーパーとかち」と「北斗」が並ぶ姿を再現できそうです。
くれぐれも分解整備は、個人の責任の下で行ってくださいね。
何かの参考になれば幸いです。
今日はここまで~!
おわりっ!
おまけ
お風呂から上がってタオルで拭かれたものの、ドライヤーで乾かすのを忘れられていたエディン君。
「あぁ~、さぶっ!」って感じの表情。
このあとドライヤーで乾かしてもらったらいつも通り元気になりました。
ではまた~!
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