こんにちは。オードリ秋丸です。
今回は、TOMIX製のED76-1000番台が入線したので、分解・整備していこうと思います。
ED76-1000番代とは?
ED76形は九州における交流電化の進展に合わせ、ED75形をベースに製造された交流60Hz仕様の電気機関車です。
同形は軸配置をB-2-Bとし、中間台車の空気バネ圧力を変えることにより、企画の異なる線区へも入線できるようになっています。
また、0番台と高速列車牽引用の1000番台のほか、北海道向けに500番台も製造されました。
500番台以外は、国鉄からJR九州とJR貨物に継承され、JR九州機はブルートレインの牽引に使用されたが、すでに引退しJR貨物機は0・1000番台が門司機関区に在籍しています。
試運転
試運転してみると不動品でもギクシャクすることもなく、車輪はとても綺麗でした。
前オーナーは車輪綺麗は行っているようですが、モーターやスプリングウォーム整備は不十分でした。
ということで分解整備していこうと思います。
分 解

ボディーと動力台車を取り外していきます。
動力台車はビス止めでは無く、前後のスカートで留められています。

1005番台と東芝のメーカーズプレートがはめ込まれています。
ボディーには、スミ入れされているようですね。

動力ユニットと台車を取り外します。

スプリングウォームには、糸くずやホコリが汚れが溜まっていますね。
分かりにくいですが、台車ポケットにも汚れがこびり付いている状態です。
今は順調に走っていても、そのうち走らなくなりそうなぐらい汚れが溜まっていますね。

前後のスカートを外します。

Y字軸の先端をすぼめて、中間台車を外します。

中間台車のバネと床下パーツを取り外します。
床下パーツと前後のスカートを取り外すと、ダイキャストを固定している部品がなくなります。

↑の写真のようにダイキャストの中に組み込まれているモーター等が、バラバラになることがあるので気をつけましょう。

台車ポケットのアップ写真ですが、汚れがひどいですね(笑)。

台車を除き、概ね分解終了!
整 備

スプリングウォームを更に分解して汚れを取っていきます。


スプリングウォームを回転させながら、ティッシュペーパーでホコリと古いグリスを取り除きます。

台車ポケットの固着した汚れは、ヤスリで削ってクリーナーで拭き上げます。

台車も分解して金属部分にはレールクリーナーで磨き、ギア部分にはタミヤのグリスを塗布します。
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詳しい整備の要領や塗布したグリスの種類は、他の記事で紹介していますので参考にしてください。
組み立て

台車とモータ周辺の部品を組み立てます。

モーターをダイキャストに組み立てます。
方向を間違えないように注意しましょう。

ライト基板を組込んで前後のスカートで固定します。

床下パーツを組み立てます。

バネを入れて中央台車を組みたてます。

前後の台車を組み立てます。
この時点で試運転をして、組み立てが合っているか確認します。

試運転して組み立てが合っていればボディーを組み立てて終わりです。
まとめ
今回は、TOMIX(2103)ED76-1000の分解・整備を紹介しました。
旧式の鉄道模型は、車輪は綺麗に整備されていても、モーター周辺まで分解していないケースが多いので台車を取り外して、スプリングウォーム周辺の汚れ具合を確認してみましょう。
今回のように糸くずやホコリが絡みついていたり、古いグリスのままである場合は分解整備することをお勧めします。
旧式なのでそれほど分解整備は、難しくありませんでしたがモーター等の方向も間違えないように注意しましょう。
何かの参考になれば幸いです。
今日はここまで~!
おわりっ!
おまけ

スレンダーな前足を見せびらかせております。
ではまた~!
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