こんにちは。オードリ秋丸です。
今回は、ヤフオクで偽物銀貨を純銀製だと偽って販売していたので紹介したいと思います。
最近の銀相場
金相場の急騰、地政学リスク、工業需要(特にインドの太陽光パネル製造)から銀価格が上昇傾向にあります。
直近の銀価格を石福金属工業から引用しますと・・・
1g=175.5円となっています。
過去10年の月平均値を見てみると・・・
金はジリジリと上昇、銀は2020年から急激な上昇がみられます。
プラチナは、地面を這いつくばっていましたが、最近は上昇傾向にあるように見えます。
この銀価格の急騰を見て近頃、レプリカを純銀製だと偽って高額で売っている販売者がいました。
イーグル銀貨の偽物【レプリカ】と本物
さぁ、恒例ですが2023年と2022年で多少違いはありますが、貴方はどちらが本物かわかりますか?
本物は左側(2023年)です。
判別方法その1【図柄の上下】
偽物を判別する方法の一つは、表裏の図柄で判断できます。
これは偽銀貨の女神。(頭が上になってます)
これをひっくり返すと。
イーグルの頭が上になります。
これは偽物なんですね。
次は本物を見てみましょう。女神の頭が上になっています。
これをひっくり返すと。
イーグルの頭が下になります。
これが本物。
ただしこれでは、純銀製でエラーコインの可能性も否定できません。
判別方法その2【磁石】
次の判別方法として磁石に付いたら、偽物です。
純銀は、ほぼ磁石に反応しません。
市販されている磁石に付くはずがありません。
ということで、冷蔵庫の磁石を持ってきて偽物に近づけてみましょう。
はい~っ!付きました。
本物は・・・
市販の磁石程度では付きません。強力な磁石でも付きません。
判別方法その3【エッジ】
コインの側面に刻まれているギザギザも判別方法となります。
左が本物です。
偽物はギザギアの間隔が広くて粗いです。
本物は一ヶ所、幅が広くなっている特徴もあります。(手の込んでいる細工がされています。)
判別方法その4【直径】
商品の案内には、直径40.6mmと記載されていますが実際に測りましょう。
39.5mmぐらいでしょうか。1mm程足りません。
重ねてみると若干手前【偽物】が小さいですね。
厚さは2.98mmと記載されていて、普通の定規では判別できませんでした。
これ以外にも重さをはかる方法や比重を図る方法などありますが、器材が無いので確認できません。
楽しみにしていた銀貨が、偽物だなんて。。。
コアラ銀貨は本物だろうと淡い期待をしていましたが・・・
コアラ銀貨の偽物
ここまで記載されていると、本物感ありますよね。
で、実際届いたのがこれ。
堂々とコアラの下に「2015 1OZ 999 SILVER」と刻印
エリザベス2世の下に「1DOLLAR」と刻印されています。
私は、コアラ銀貨を持っていませんので、真偽を確認するため磁石を近づけてみましょう。
はい~っ!付きました。(ガックシ)
参考までに偽物コアラ銀貨のスペック写真を貼っておきます。
エッジもイーグル銀貨【偽物】同様に粗いです。
直径は39.5mmぐらいです。
厚さは3mmほど。
良くできていますが、野口コインさんの動画を見ると違いが判ります。
まとめ
今回は、2022年イーグル銀貨、2015年コアラ銀貨の偽物がヤフオクで販売されているので注意しましょう。ということで紹介しました。
2024年6月7日現在の銀価格は1g=175.5円ほどです。
1オンス=約31.1gであり、5500円+@の価格となります。
売る側から考えると、この価格以下で販売することはありませんよね。
もし運良く低価格で購入できたと思っても、判断方法を使って真偽を確認しましょう。
オークションでは返品に応じていないことが多いので、購入する場合は覚悟をもって購入しましょう。
私は、商品説明にノーリターンと記載が無い、純銀製と偽って販売しているので純銀製と交換してもらうか、返金してもらうように頑張ってみます。←出品者は返金に応じました。
本来であれば、この偽物を返品しなければならないですが、この偽物が純銀製と偽られて再販売されないように返品したくはありません。
返品する場合は出品者の評価を最悪にしておきます。
何かの参考になれば幸いですが、投資は自己責任で行いましょう。
ご覧の皆さんも、「こんな偽物ありましたよ~」という情報があれば教えてください。
今日はここまで~!
おわりっ!
おまけ
今日もカメラ向けられると、目をつぶって魂を抜けれないようにする秋田犬のゲンタ君でした。
ではまた~!
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