こんにちは。オードリ秋丸です。
今回は、金融を勉強するため東京証券取引所と日本銀行に見学に行ったので紹介したいと思います。
私は40歳過ぎに資産運用を考えるようになりました。(遅くなってしまいましたが。)
家族を持ち、家を建て、預貯金も少ないながら蓄えることができました。
30代までは、一生懸命働いて貯金していれば良い(というか貯金しか知識がありませんでしたが。)という考えでした。
一般銀行よりも利率の高い定期貯金や定額貯金を利用して、年2回の少ない利子をもらって・・・
デフレだったので、これでも良かったのかもしれません。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻を発端にコストプッシュインフレに見舞われました。
給料は上がらないけど物価やサービス価格が上がる。
世の中のインフレに利子所得が追い付かない状態になりました。
年金も無くなりはしないだろうけど、受け取る金額は今よりもっと少なくなっていくだろうと。
いつまでも政府に「おんぶにだっこ」と甘えていてはいけないんだ。
政府も「いつまでも甘えているんじゃねーよ!いろんな制度を用意しているから使いなさい。」と言わんばかり。
もっと効率良く、資産を増やすことはできないものか…
何もわからないながらも、YouTubeを見たり図書館の本を読み漁り、積立NISAやiDeCoという制度があることを知りました。
税金の仕組みも知りました。節税はチャレンジする価値がある節約かもしれません。
不動産投資という手もありましたが、日本の現状を考えると、なかなか始めようという気になりませんでした。
そんなわけで2021年から積立NISAとiDeCoを始めました。
投資信託に出会い、株式・債券という仕組みを勉強することができました。
実際に投資信託を購入してみると、なんと面白いことかっ!
世界情勢をよく見るようになり、金融・為替などの知識が増え、どんどん仕事以外の視野が広がり世界がどのようにつながり回っているのかわかるようになってきました。
最近では2024年1月から始まる新NISAも注目されるようになり、日本でもますます資産運用がクローズアップされつつあります。
そんな中、証券取引所ってどんなところなのだろう?
普段使用している日本銀行券が発行されている日本銀行ってどんなとこなんだろう?
ってギモンだったり興味がわいてくるようになりました。
一回行って実感してみたい!
そんなわけで、わざわざ有休を取って行ってみることにしました。
証券取引所とは
証券取引所は、日本だけでなく世界中の投資家が、決められたルールの中で株式からデリバティブまでの幅広い金融取引をスムーズに行うために作られた場所なんだとか。
日本の取引所はグループになっていて東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所、日本取引所自主規制法人、日本証券クリアリング機構、JPX総研に分かれています。しかも株式会社なんですね。
東京証券取引所では、株式・ETF(上場投資信託)・REIT(不動産投資信託)等いわゆる現物が上場
大阪取引所では、株価指数・国債・貴金属・農産物等の先物等が上場
東京商品取引所では、エネルギー先物商品が上場
日本取引所自主規制法人は、売買審査・上場審査を行っています。
日本証券クリアリング機構は、資金・証券の清算
JPX総研は、市場データの提供を行っています。
日本の取引所ってどこにあるか分かりますか?
株式などを取引できる札幌、東京、名古屋、福岡取引所があります。
またデリバティブ(先物やオプション取引)を取引できる東京金融取引所、東京商品取引所、大阪取引所、堂島取引所があります。
いろんな場所にいろんな取引ができるんですね。
JPXってJapan Exchangeのことで、正面のデザインは時々変わっているようです。
見学は予約などの必要もなく自由にできますが、見学できるエリアは手前の低い扇形の建物です。
左奥に映るビルで職員の方が働いているんですね。
ちなみに玄関は、南東に向いていて風水ではこの方角に玄関を構えると良い運気が入っていくんだとか。
やっぱり証券取引所なので験担ぎや縁起の良いものが好きなんですね。
見学入口
見学入り口は、正面玄関の真裏(西側)にありました。
これは北口です。
どの入口も一緒ですが、入口に近づくと警備員の人がすぐ近寄ってきて用件を聞いてきます。
私は見学入り口がわからなかったので、北口から入ろうとしたら警備員がすぐ近寄ってきて西口を丁寧に教えてくれました。
入口を入って簡単な受付を済ませたら、首掛け式の許可証をもらって見学できます。
証券史料ホール
受付左にある証券史料ホールから見学します。
全ての場所の写真撮影はOKでした。
証券市場の歴史や昔の証券(紙)などが展示してありました。
証券場に入るための鑑札も展示してあります。
私の勝手な思い込みでしたが、日本人は投資や証券といったことに距離を置く人が多いイメージを持っていました。
でも、日本人の多くは証券を売買して経済を活発化させてきた歴史がわかりました。
投資や証券から距離を多くようになったのは、平成バブルがはじけた辺りからでしょうか。
株価も地価も下落して痛手を負った人が多かったのかもしれません。
だから投資は怖いもの。ギャンブル。といったイメージが根付いてしまったのかもしれません。
投資は経済発展させていく上で重要なもので、正しい知識を持って行えば、私たちを豊かにさせてくれるものだと理解できました。
巷の噂に左右されず、自分で学んで正しい知識を持つことが大切ですね。
特設コーナーには渋沢栄一の生い立ちや、日本経済に対する多大な功績が紹介されていました。
東証ホール前
2階に上がりホール前です。平日なのでほとんど見学者はいません。
マーケットセンター
東京証券所と言ったらやっぱりこれ(チッカー)ですよね!
1周約50mの大きな電光掲示板で売買が成立した株価が表示されています。
直径17m、高さ10mのガラスシリンダーで覆われていて「市場の透明性・公正性」を表現するためにガラス張りにしているようです。
この日は、売買が盛んに行われていないようで、ゆっくり回っていました。
今はシステム監視や急激な値段の変動がないか監視する人がいるだけの静かな空間です。
一昔前はここで大勢の人が取引をしていたんですね。
オープンプラットホーム
企業と一般投資家のふれあいの場としてセレモニーやセミナーを開催する多目的スペース。
ここにあるのが…
これもよくテレビに出てくるヤツ!
「上場の鐘」といわれる新規上場セレモニーで鳴らされる鐘ですね。
ではここで問題です。
上場時に何回鳴らされるでしょうか?
正解は「5回」です。
上場する会社や証券界が発展するようにと願いを込めて「五穀豊穣(穀物が豊かに実ること)」から「五」回鳴らすのです。
昭和10年ごろまで取引の始まりを知らせる鐘としても使われていました。
見学回廊
マーケットセンターを色々な角度から眺められるように回廊があります。
写真が展示されていて歴史にも触れられます。
この写真は回廊内にあるリフレッシュコーナー
自販機などが置いてあり、職員も使用しているようでした。
東口玄関
縁起の良いものがたくさん集まっているため、金運スポットとも呼ばれているみたいです。
人通りはなく床に十二支の円盤があり、玄関が南東(辰巳の方角)に向いていることがわかります。
外から撮影したJPXと天井に綺麗なステンドグラスが広がっています。
北口玄関
人通りが多く、職員の方が主に出入りしている玄関だと推測されます。
VIPテラス
立入見学はできませんが、政治家・プロ選手・外国首脳などの特別な方をお迎えするところです。
とうしくん
証券知識普及プロジェクトのマスコットキャラクター。ほのぼのとした子牛。
ちなみにJPXのマスコットキャラクターは、「あろーずくん」なのでお間違え無く。
10(とう)月4(し)日が誕生日で証券・金融の街である日本橋兜町生まれ。
「投資(とうし)」から名付けられ、とうしくんの9頭の兄弟と合わせると全部で10頭。
とう(10)のうしで「とうし」。さらにとう(10)のうしに分けることで投資の基本である「分散投資」という意味も込められているようです。
まとめ
今回は、東京証券所の見学に行ってきたので紹介しました。
案内人もおらず、1時間~2時間ぐらいで自由に見学できます。
普段立入らない証券会社の内部は、とっても静かで落ち着いていました。
子供から大人まで対応した冊子が置いていましたので、子供が金融に興味を持ってもらいたい方にもおススメでしょう。
これからの時代は年代問わず、老後のため資産形成が必要であると私は考えています。
冒頭でも記述しましたが、いつまでも政府に頼ってはいけない時代です。
今までは人口が増加し、著しい経済成長が望まれる日本でした。
しかしこれからは、超高齢化社会、人生100年(老後が長い)時代、円の価値も下がりインフレと向き合わなければならないと思います。
貯蓄するだけでは不十分なのです。
いつまでも逃げていてはダメなのです。
他人のせいにしても自分の人生は良くなりません。
自分で良く調べ、考え、行動し、豊かで楽しい老後にしましょう。
そのためには投資も大切だと私は考えます。
貰った冊子を読み理解して、様々なコンテンツにより知識を増やしていきたいと思います。
その一環として今回の見学は、私にとって有意義でした。
次回は、日本銀行の見学を紹介します。
何かの参考になれば幸いです。
今日はここまで~!
おわりっ!
おまけ
息子の一人風呂を子守するエディン君。
ではまた~。
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