TOMIX(2103) ED76-1000の分解・整備

模型

こんにちは。オードリ秋丸です。

今回は、TOMIX製のED76-1000番台が入線したので、分解・整備していこうと思います。

ED76-1000番代とは?

ED76形は九州における交流電化の進展に合わせ、ED75形をベースに製造された交流60Hz仕様の電気機関車です。

同形は軸配置をB-2-Bとし、中間台車の空気バネ圧力を変えることにより、企画の異なる線区へも入線できるようになっています。

また、0番台と高速列車牽引用の1000番台のほか、北海道向けに500番台も製造されました。

500番台以外は、国鉄からJR九州とJR貨物に継承され、JR九州機はブルートレインの牽引に使用されたが、すでに引退しJR貨物機は0・1000番台が門司機関区に在籍しています。

試運転

試運転してみると不動品でもギクシャクすることもなく、車輪はとても綺麗でした。

前オーナーは車輪綺麗は行っているようですが、モーターやスプリングウォーム整備は不十分でした。

ということで分解整備していこうと思います。

分 解

ボディーと動力台車を取り外していきます。

動力台車はビス止めでは無く、前後のスカートで留められています。

1005番台と東芝のメーカーズプレートがはめ込まれています。

ボディーには、スミ入れされているようですね。

動力ユニットと台車を取り外します。

スプリングウォームには、糸くずやホコリが汚れが溜まっていますね。

分かりにくいですが、台車ポケットにも汚れがこびり付いている状態です。

今は順調に走っていても、そのうち走らなくなりそうなぐらい汚れが溜まっていますね。

前後のスカートを外します。

Y字軸の先端をすぼめて、中間台車を外します。

中間台車のバネと床下パーツを取り外します。

床下パーツと前後のスカートを取り外すと、ダイキャストを固定している部品がなくなります。

↑の写真のようにダイキャストの中に組み込まれているモーター等が、バラバラになることがあるので気をつけましょう。

台車ポケットのアップ写真ですが、汚れがひどいですね(笑)。

台車を除き、概ね分解終了!

整 備

スプリングウォームを更に分解して汚れを取っていきます。

スプリングウォームを回転させながら、ティッシュペーパーでホコリと古いグリスを取り除きます。

台車ポケットの固着した汚れは、ヤスリで削ってクリーナーで拭き上げます。

台車も分解して金属部分にはレールクリーナーで磨き、ギア部分にはタミヤのグリスを塗布します。

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詳しい整備の要領や塗布したグリスの種類は、他の記事で紹介していますので参考にしてください。

組み立て

台車とモータ周辺の部品を組み立てます。

モーターをダイキャストに組み立てます。

方向を間違えないように注意しましょう。

ライト基板を組込んで前後のスカートで固定します。

床下パーツを組み立てます。

バネを入れて中央台車を組みたてます。

前後の台車を組み立てます。

この時点で試運転をして、組み立てが合っているか確認します。

試運転して組み立てが合っていればボディーを組み立てて終わりです。

まとめ

今回は、TOMIX(2103)ED76-1000の分解・整備を紹介しました。

旧式の鉄道模型は、車輪は綺麗に整備されていても、モーター周辺まで分解していないケースが多いので台車を取り外して、スプリングウォーム周辺の汚れ具合を確認してみましょう。

今回のように糸くずやホコリが絡みついていたり、古いグリスのままである場合は分解整備することをお勧めします。

旧式なのでそれほど分解整備は、難しくありませんでしたがモーター等の方向も間違えないように注意しましょう。

何かの参考になれば幸いです。

今日はここまで~!

おわりっ!

おまけ

スレンダーな前足を見せびらかせております。

ではまた~!

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