こんにちは。オードリ秋丸です。
今回は、私が小学生の時に買った近鉄アーバンライナー(TOMIX92609)の異音を修理していきたいと思います。
この車両は、私が小学5,6年生の時に地元のデパートで、お小遣いを貯めて買ったものです。
だいたい30年前ぐらいの鉄道模型で、1万1千円で購入していました。
この頃は、持っている車両も少なかったので頻繁に運転していました。
そのせいか、いつしかギィーギィー音が鳴るようになっちゃったんですね。
次第に車両数も増えいていって、いつしか押し入れの奥の方のしまい込まれていたアーバンライナー。
今更ながら引っ張り出して整備していこうと思います。
皆さんの中にも、古い鉄道模型あるけど動かなかったり、異音を発したりするものがあると思いますが、ちょっと手入れすると元気に走り出すかもしれませんよ。
日本の鉄道模型は、素晴らしく丁寧にできていますから、ぜひ整備して末永く楽しんでもらいたいと思います。
分 解
ボディーと動力ユニットを分離します。
ボディーと動力ユニットの隙間からツメを入れてボディーを持ち上げると取り外せます。
たまにボディーの窓ガラスのプラ板が外れますが、元の位置にはめ込めば大丈夫です。
台車を取り外す前に、スカートを取り外しましょう。
スカートはツメで止められているだけなので、ツメを外して動力ユニットから取り外します。
台車を取り外します。
初めて取り外す場合は、取り外しにくいこともあります。
どちらかに寄せて親指を台車の中心に向かって押し込んで、ツメを外すように引き抜けば取り外せます。
ネジのように映っているのが、ウォームギアと呼ばれるもので、ゴミが絡まっていますね。
グリスも無くなっていて、カラッカラの状態で回転していたことがわかります。
おそらくゴミの詰まりとグリスが切れていたことにより異音が鳴っていたのかなと思います。
更に動力ユニットからモーターを取り外します。
赤の矢印のように床下を取り外して、青丸のツメをマイナスドライバーで外していけばモーターを取り外せます。
モーターからシャフト(黒い棒)とウォームギアをホルダーから取り外します。
整 備
ゴミと古いグリスをティッシュやウエスで取り除いていきます。
新しいグリスを赤矢印の部分に塗布していきます。
私はタミヤのセラグリスHGを使っています。
このグリスは絶縁体なので電気が流れる部分に付けないように気をつけてください。
もし付いてしまったら拭き取ってください。そのままにすると通電不良になってしまうので。
次に台車を分解してプレートも整備とギアにグリスを塗布します。
台車の分解方法は、私のブログED75-1000カプラー交換(トラクションタイヤ交換)をご覧ください。
台車に組み込まれている金属プレートも、汚れている場合は整備しましょう。
↑のように車輪が擦れて黒くなっている場合は、通電不良となっているのでレールクリーナーでふき取るか、ピカールで磨くようにします。
この際、バネ状の集電スプリングを飛ばして無くさないように、事前に取っておいたほうが良いでしょう。
台車のギアにもグリスを塗布していきます。
塗布しすぎると通電不良を起こすので適切な量にすることが大切です。
細かい作業になるので爪楊枝の先にグリスをつけて塗布していくと良いです。
まとめ
今回は、異音のする動力車を整備しました。
中古で古いNゲージを購入する方も多いと思います。
異音がする動力車と出会ったら手放してしまう前に修理してみましょう。
もっと愛着がわいて大切にできるかもしれません。
何かの参考になれば幸いです。
今日はここまで~!
おわりっ!
おまけ
渋めのゲンタ君。
アクビばっかりアップしていたのでクレームが来ましたので、たまには渋いのをアップしてみました。
ではまた~!
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